コーヒー豆の概要
- 産地: カメルーン共和国 北西州 オク ンベサ村
- 生産者: ンベサ村の514農家
- 品種: ジャバ種100%(エチオピア在来種由来)
- 精製方法: ウォッシュド(水洗式)
- 標高: 1,850〜2,450m
- グレード: G1(最高等級)
- 栽培方法: 栽培期間中、農薬・化学肥料不使用
- 特徴: ピーベリー(丸豆)の中でも特に大粒のものだけを厳選
標高2,000m級の雲霧に包まれたオクの山々で育まれた、ジャバ種のピーベリー。その中から特に大きな豆だけを選び抜いた希少なロットです。グリーンティーやホワイトティーを思わせるエレガントな風味に、赤しそのようなハーブやシトラスの爽やかな酸味が重なります。日本ではほとんど流通していないカメルーン産コーヒーの、洗練された味わいをお楽しみください。
コーヒー豆の物語
多様な文化が交錯する山岳地帯
カメルーン北西部の山岳地帯に位置するオク地方のンベサ村。標高1,850mから2,450mという高地で、514軒の農家たちがコーヒーを育てています。
植民地時代の影響でピジン英語が話されるこの地域では、部族の首長を中心とした伝統的な首長文化、ティカル語を話すバムン人の文化、ナイジェリアから移住してきた遊牧民ムボロロ族の文化など、多様な民族と文化が共存しています。仮面をつけて踊るジュジュ・ダンスも、この地域特有の伝統のひとつです。
イスラム教、カトリック、そして土地の伝統信仰が共存するこの地域では、収穫期の12月から2月になると、人々がともに農園で働きながらクリスマスを祝う姿が見られます。
理想的な環境が育む品質
朝霧に包まれる冷涼な早朝、暖かな午後、そして星空の下の涼しい夜。この劇的な寒暖差と火山性土壌が、ジャバ種の持つ本来の風味を最大限に引き出します。農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコーヒーチェリーは、丁寧に手摘みで収穫され、天日乾燥によって仕上げられます。
140年の歴史を持つ野性的な品種、ジャバ
カメルーンのコーヒー栽培の歴史は1884年にさかのぼります。ドイツ統治時代に西高地へアラビカが導入され、1890〜1910年頃に設立されたドイツ軍の実験農場跡には、今も当時のコーヒーの木の末裔が息づいています。
このコーヒーの品種であるジャバは、20世紀中頃にインドネシアのジャワ島から導入されました。フランスの育種家ポルテレスによって持ち込まれ、1980〜1990年代にはフランス人農学者ピエール・ブアールモンがさび病耐性品種として普及を進めたという記録も残っています。
近年の遺伝子研究で、ジャバ種はエチオピア在来種群に由来し、最も近縁なのはあの高級品種ゲイシャであることが判明。生命力が強く、さび病や害虫への耐性があり、カップ品質も高いのが特徴です。収量は低いものの、その品質の高さから貴重な品種として栽培が続けられています。
カメルーンでは140年以上にわたって自然環境の中で野性的に進化してきたコーヒーの木が今も息づいており、幸運なことに、これまで一度も大規模な病害虫被害を受けていません。幹の直径30cm超、高さ3mを超える老木も多く、全てが細長い形をしています。
偶然生まれた特別なロット「ジャイアントピーベリー」
このロットは、実は偶然から生まれました。最終選別工程で、大きいピーベリーと通常のピーベリーが分けられてしまい、「せっかくなので」と「ジャイアントピーベリー」と名付けられたのです。
スクリーンサイズ15以上の豆が6割を超え、見た目でも通常のピーベリーより大きいのがわかります。最新の光学選別機を何度も通すことで、欠点豆率わずか0.25%(0.75g/300g)という驚異的な品質を実現。G1(最高等級)の評価を受けた、カメルーンが誇るスペシャルティコーヒーです。
※フラットビーン(通常の形の豆)も15〜16%程度含まれますが、品質には問題ございません。
パッケージ情報
kurohige coffeeでは、紙とBioPBS™製の生分解性パッケージを採用し、環境への配慮を大切にしています。
地球にやさしい選択肢として、安心してご利用いただけます。
発送の流れ・保存方法について
焙煎後2~5日以内の新鮮なコーヒーを発送しています。開封後は1か月以内にお楽しみいただくのがおすすめです。
長期保存には冷蔵庫をご利用いただけますが、食品の匂い移りや湿気に十分ご注意ください。